【統計学】統計検定3級範囲ー質的変数と量的変数について学ぶー

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質的変数と量的変数の違いがわかるようになる

統計検定3級の勉強をしているんだけど、質的変数と量的変数という言葉の意味がわからなくて・・

3級の最初の範囲だね。世の中にあるものは、だいたい数えられるものと数えられないもので分けられている。
今日はその違いについて勉強していこう

質的変数と量的変数とは

上の表を用いて解説していくよ♪

質的変数と量的変数の違いは、数値で与えられないか、与えられるか

質的変数は、性別(女性・男性)や成績評価(優・秀・可・不可)や商品の名前のように数値ではないものである。

一方、量的変数は、気温や身長、体重など数値で与えられるものである。

質的変数と量的変数はさらに、細かく区別されていて、
質的変数は「名義尺度」と「順序尺度」、量的変数は「間隔尺度」と「比例尺度」と分類される。

質的変数と量的変数の違いは分かったけど、「名義尺度」「順序尺度」、「間隔尺度」「比例尺度」はまだまださっぱり意味がわからないや・・

質的変数のうち、名義尺度は値によって優劣はなく、他と区別するために使用している名前

例えば、性別(男と女)はどちらが上、下というわけではなく、生活上区別するために使用されているカテゴリである。

郵便番号は一見、数値なので量的変数かと思われがちだが、地域を区別するために数字を割り振っているだけなので、優劣はない。

そのため郵便番号も質的変数の名義尺度に分類される。

質的変数のうち順序尺度は、数値で表現されないが、値によって優劣があるもの

例えば、病気のステージなどは、ステージⅠ、ステージⅡ…というように上がっていく。ステージが大きくなればなるほど、進行していくことが示され、順序(優劣)が発生する。

また、大学の成績も「優」「秀」「可」「不可」と表現されるが、それぞれの値によって成績が悪くなっていくことがわかり、順序(優劣)が発生している。

数値を使って表現していないが、優劣や順序がわかるものは質的変数の順序尺度に分類される。

量的変数のうち、間隔尺度は0が意味を持たないもの

この0が意味を持たないということが難しく感じる人もいるのではないでしょうか。

ただ、これは例を知れば「あぁ!そういうことか!」となるので、覚えてしまってください😄

例えば、気温は0はあり得ます。北海道やロシアなどではざらに気温0度ということがあるでしょう。

気温0も他の数値と同じように存在するので、0は特別な意味を持っているわけではありません。

偏差値も同じ考え方ができます。100点満点の数学のテストでクラス平均60点、標準偏差10の時、もし自分が10点を取った場合、偏差値は0となります。

このような時、テストで10点を取った人(偏差値0の人)は50点や20点を取った人と同様に存在していますので0は意味を持っています。

じゃあ、身長はどうなの?

身長0は、存在するでしょうか?身長0になった途端、見えないため、存在しないと位置付けられます。

身長はこの後紹介する比例尺度に分類されます。

量的変数のうち、比例尺度は0が意味を持つもの

身長や体重は、身長80cmや身長170cmであれば存在しますが、0であれば存在しません。

0は0特有の意味を持つことになります。

このような場合、比例尺度に分類されます。

まとめです。

・質的変数は文字列、量的変数は数値
・質的変数は、値の間に優劣がついているかついていないかを見分ける!
・量的変数は、0が意味を持っているか、持っていないかを見分ける!

質的変数と量的変数の違いについて学べた♪