このブログを読むとできるようになること
・「Consensus(コンセンサス)」の使い方がわかる
・学術論文の見方がわかる
AIツール戦国時代の最近、「Consensus」という無料で学術論文を検索できるAIツールが生まれたらしい・・
論文の検索は超超大変だったから、論文検索が効率化される研究者はこれから増えていくかも!
学術論文検索AI「Consensus(コンセンサス)」って?
Consensusは、AIを用いて研究論文を探してくれる検索ツールです。
2023年8月現在、無料で使用できます。
2億をこえる論文が検索対象になっていて、さらに、GPT4などのツールを使用して即時分析しているとのことです。
ちなみにConsensusの利用者としてお勧めされているのが、
「学生」「研究者」「医師」「アナリスト」「コンテンツクリエイター」などです。
Consensusでできること
知りたい学術論文を文章で検索できる
調べた論文を簡単に保存できる
「科学知識を民主化する」ということをモットーとしていて、使用してみるとおそらくこの言葉の意味がわかると思います。
「Consensus」の使い方は
使い方はとても簡単です!
早速以下のリンクから試してみます!
①Consensusを開いて、調べたいことを検索
ここで1つポイント
日本語でも検索は可能だが、英語の方が精度高く結果が出ます!(所感)
そのため、検索したいことは英語で入れてみます。
内容としては
「Can sleep help reduce stress?(睡眠はストレスを減らしますか?)」
②結果が表示される
すごい!10秒くらいで結果が表示されます。
順番はわからないけど、複数の論文が表示されました。
上から2つ目の記事に「非常に厳密なジャーナル」と記載されていますが、
各論文はSciScoreというもので点数化されており、信頼できる論文にはこのマークがついています。
自分が書いた論文にこのマークついていたらちょっと嬉しいかも(笑)
③気になる論文を読む
気になる論文を開くと別ページに飛びます。
Abstract(=要約)が書いてあるので全部読まなくても、概要がわかります!
引用数とかも書いてあって、どのくらいこの論文が他の論文の参考となっているかも一目でわかります。
・・これはすごい!
④その他の機能〜合成する〜
そのほかの機能として気になるものがあったのでご紹介します。
左上に合成するという、気になるマークが・・
どうやら、表示結果の論文内容を統合してくれるらしい・・
やってみると
一番上の「まとめ」というところに、複数の論文の内容をまとめた、とても端的な文章が現れました。
また、質問の仕方があまり良くなかったみたいで、もうちょっとフォーマットに沿った聞き方をしてみてよ
とコンセンサスメーターからは言われていました
「Consensus」の強み
・一般人でもGoogle検索の感覚で、信頼度の高いデータにアクセスすることができる
・信頼度の高いデータが分かりやすく表示されている
・無料で使用できる
以前、私は医療系の論文を日本語で検索できるという個人開発Webサプリを作成したのですが、
やはり論文は、キーワードが完璧に一致しないと求めていた結果にたどり着くことがなかなかできませんでした。
しかし、文章で入力しても結果が表示される点、AIを使用した学習はとても強いと実感しました!!
「Consensus」の注意点
・「合成する」の機能は、賛否両論あった場合もまとめてしまうので少し注意が必要かも
・2〜3回無料で試すと、アカウント登録をすすめられる
・日本語で入力できるが、英語で検索した方が結果の精度は高い
まとめです
「Consensus」は無料で信頼性の高い学術論文を検索してくれるAIツール
一般の人にとって、学術論文が近い存在になっていく可能性
日本語でも対応可だが、英語で入力するとより精度が高く表示される
これが無料で使えるのか!と目から鱗のサービスでした・・
学術論文の民主化が確かにすごい勢いで広がっていきそうだ・・と思ったアオウニでした。